
三重県、湯の山温泉の中心地に天台宗のお寺である三岳寺があります。このお寺は、大同2年(807)に伝教大師(僧最澄)によって開山されました。
戦国時代には、織田信長による伊勢長島の一向一揆攻めにあい、いったん焼失しています。
当時は多くの僧兵が修行していました。その僧兵たちが武家政治の横暴に対抗して勝利したといわれ、その僧兵たちがスタミナ源として食べたとされているのが僧兵鍋です。

僧兵鍋は、豚骨などでだしをとり、そのなかに大根・人参・蓮根・蒟蒻・牛蒡・にんにく・里芋・竹の子・椎茸・玉ねぎなどの旬の山の幸や、野生の猪、鹿、山鳥などの肉を大きな鍋に入れ、味噌で味を調えて煮込み、戦のために強靭な肉体を作ることを目的としたスタミナ食なのです。