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降雪多き年はサバ仔多し

これは高知県の安芸のことわざで、この土地は雪が降らないところのように思われがちだが、北に剣山がひかえていることから、ときおり山越えの雪が降ってくる。
降雪が多いと川から流れ出る水の量が平年より多くなる。川水が多いとプランクトンの発生が良くなリ、サバの仔の成長に繋がるのである。
春東風吹けば鰹、目近、鯖大漁 (目近とはマグロの幼魚のこと)

このことわざは高知県の幡多地方の漁民のことわざである。中層から表層で生育するサバ仔は潮流の関係もあるのかもしれないが、この東風によって吹き寄せられるプランクトンを追って幡多郡から足摺岬に寄ってくる。
高知県の幡多地方の漁師は経験的に、このことわざを確信してきたのであり、これを知識の中に定着させてきたものと考えられる。
参考文献
田村 勇(2002)『サバの文化誌』雄山閣 |