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コラーゲンといえば、 健康でハリのある素肌を保つためにはとても重要な成分ですが、
肌だけではなく体全体にとっても重要な役割を果たしています。また、コラーゲンの原料は大きくわけて二種類あり、
牛や豚、鳥から抽出した動物性コラーゲンと魚から抽出した魚由来のコラーゲンがあります。
これから、「コラーゲンとは何なのか、どのような効果があるのか」、また「動物性と魚由来のコラーゲンの違い」を、
2回にわたってわかりやすく紹介していきたいと思います。
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コラーゲンってなに?
水分を除いた人体の半分はタンパク質で造られています。その内の30〜40%がコラーゲン。
また体に含まれるコラーゲンのうち、40%は皮膚に、20%が骨や軟骨に含まれ、
その他、血管、血液、筋肉、眼球などにも多く含まれています。
コラーゲンは分子量30万くらいの繊維状の物質で、その構造は3本の鎖が絡み合った3重らせん構造をしています。
コラーゲンはこのままでは結合力が強く胃や腸では溶けませんが、熱を加えるとらせん構造がほどけて溶けるようになります。
このような変化をゼラチン化と呼びます。 ゼラチン化したものを冷やすと、ほどけたらせんがまた一部らせん構造になり、
私たちのよく知っているゼリーや煮こごりのような状態になります。(図1)
コラーゲンの役割
・体や臓器の形を支える構造材
コラーゲンは細胞と細胞の隙間を埋めるように存在していて、細胞同士をつないでいます。
実は、骨もコラーゲンの繊維にカルシウムがくっついてできています。
・栄養素や酸素、老廃物の通路
全身の細胞は血管によって運ばれてくる血液から酸素や栄養を得ていますが、
すべての細胞が毛細血管と直接接しているわけではありません。
毛細血管からにじみ出てきた酸素や栄養素は細胞のあいだにあるコラーゲンの層を
通して毛細血管から離れた細胞まで届けられます。 また細胞にたまった老廃物も
コラーゲンの層を通って毛細血管に運ばれ回収されます。
そして、これらの物理的な機能の他に、細胞の増殖や器官の形成、
傷口の治癒促進などの生体活動にもコラーゲンが大きな影響を与えていることがわかってきました。
○体内のコラーゲンは減少する
加齢と共にコラーゲンの生産能力が落ち、体内のコラーゲンが減少していきます。
コラーゲンの減少は20歳を過ぎた頃から始まり、25歳頃では89%、 80歳頃ではわずか20%まで減少します。
コラーゲンは体の中で新陳代謝をしていて、古くなったコラーゲンは分解され、常に新しいコラーゲンが生産されています。
コラーゲンの生産に必要なアミノ酸やビタミンなどが不足すると体内のコラーゲンの量は減少したり、
老化したコラーゲンが多くなってしまいます。 これを防ぐには、常に新鮮なコラーゲンを補給し、
コラーゲンの新陳代謝を活発にしてあげる必要があります。
○コラーゲンと皮膚
皮膚は一番外側から、表皮、真皮、皮下組織(皮下脂肪)から成り立っています。
コラーゲンは肌の水分を除いた約70%、真皮だけでいうと90%も占めています。
コラーゲンは真皮で網目のように皮膚を支えています。このコラーゲンが加齢などの影響で減少していくと、
肌を支えることが出来なくなり、しわや、たるみが出来ます。(図2)
○コラーゲンと骨
カルシウムの塊のように見える骨も、実は約20%はコラーゲンからできています。
コラーゲンは骨の中で、鉄筋のような役割を果たしていて、カルシウムやリンなどをしっかりとつなぎ留めているのです。
コラーゲンの新陳代謝が上手くいかず、コラーゲン繊維が老化すると弾力性を失って硬くなるとともに、
カルシウムやリンが結合しにくくなり、スカスカの骨になってしまいます。
また関節の部分、骨と骨が接する部分はクッションの役割を果たす軟骨があります。
この軟骨の50%はコラーゲンで、コラーゲンの新陳代謝が衰えてくると新鮮なコラーゲンが十分に供給されなくなり、
それが原因でどんどん軟骨がすり減ってしまいます。 軟骨がなくなってしまうと骨と骨が直接すれ合い、関節痛になります。
コラーゲンを積極的に取り入れることで、軟骨のコラーゲンも新陳代謝が活発になります。そして関節も強くなります。
プラハ(チェコ共和国)にあるリウマチ研究所では、コラーゲンを摂取することで、
患者の関節の痛みを和らげることができたと報告しています。
◎このように、コラーゲンが私たち人間にとって重要な物質であることがわかりました。
従来、コラーゲンの原料は牛由来のものが主流でしたが、狂牛病問題の発生で、
牛以外を原料とするコラーゲンの製造が求められました。
そこで登場するのが魚由来のコラーゲンです。
以下、次号で詳しくご紹介します。
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