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魚をおいしく食べるには、鮮度が良いことは重要なポイントですが、また「旬」のものを食べるのがおいしいと言われます。広辞苑によると旬は「魚介、そ菜(あおもの、野菜)、果物などよく熟して味のもっとも良い時」と説明されています。
 魚 の 旬 
魚は季節によって肉の成分が変化します。とくに脂肪の含有量が著しく変化します。産卵の前は脂肪が多く水分が少なくなります。脂肪と水分を合わせると約80%で、脂肪が増えれば水分が減少し、脂肪が減れば水分が増加するという関係にあります
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産卵前の栄養状態が良い時は脂肪が乗っており、産卵すると脂肪が減って水っぽくなります。また、エキスのなかの旨味成分も薄くなり味が落ちます。
春産卵するものは、冬が旬で、秋産卵するものは、夏が旬です。
旬の秋サバは脂がのって美味しいことは、多くの人々が知ってのとおりです。サワラの産卵期は夏で、花見サワラともいい、春のお花見に行く頃のサワラが美味です。スズキの産卵期は秋で、土用スズキといって、夏の土用の頃が旬です。また、寒ブリ、寒ビラメといわれるように冬の寒い頃が美味しい魚もあります。「麦わらたいは馬も食わず」といわれますが、麦を収穫する初夏に獲れるタイは、産卵を終えて味が悪くなっています。
しかし、魚の旬は必ずしも産卵期と関係しているとは限りません。春産卵するサヨリ、夏が旬で、また、秋のものではサンマがあります。それらの魚がたくさん獲れて、市場に出回りはじめた時期で美味しいものを旬と呼んだりしています。したがって、旬と呼ばれる時期は地方によって多少ずれることがあります。
最近は冷凍技術の発達や、輸入の外国産の魚が多くなり、旬の感覚も遠のいています。 しかしながら、我々日本人の伝統文化である旬の鮮魚、季節の魚の味わいを感じる心を大切にしていきたいものです。
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