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包丁は、本来「庖丁」と書いていました。
その語源を調べてみますと、「日本山海名物図会」(1754年:宝暦4年)の116、堺庖丁の部分にその由来が記されていました。
「荘子曰く庖丁能く牛を解く、庖丁はもと料理人の名なり。其人つかひたる刃物なればとてつゐに庖丁を刃物の名となせり。むかし何人かさかしくもろこしの故事をとりて名付けそめけん。今は俗に通してその名ひろまれり」 また、ここに書かれている荘子については、「荘子・養生主」に次のような故事が書かれている。 中国の戦国時代、魏の国に料理人(庖)の「丁」という人がいた。国王の文恵君にたのまれて牛をさばいた。
彼が刀を入れると音楽のように良い音で皮と肉が離れ、動作はまるで舞いのようであった。それを見た国王が褒め称えると「丁」さんは「目で見ずに心で見るようになると自然のすじに従って大きな隙間に刀を入れ、牛の生来の肉体組織に沿って刀をすすめられるようになった。それだから硬い筋や骨に刀があたったりすることはない」と答えたという。 |