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スナック菓子「キャラメルコーン」の
東ハトという会社はご存知ですね。昨年5月、民事再生法の摘要を申請し新会社でスタートしたこの会社が、
いま次々とヒット商品を飛ばしています。今回はお魚の話ではありませんが、お店で商品を売るヒントがぎゅーっと詰まった
マーケティングの事例の紹介です。キャラメルコーンを食べられながら、少しお耳をお貸し下さい。
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私たちが小さいときから親しんでいました東ハトの
「キャラメルコーン」は発売以来ほとんどパッケージのデザインを変えていませんでした。新しく社長に就いた
木曽さんは、そのブランド力に目を付け、リニューアルすれば必ず売れると考えました。
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女性客を取りこぼしていることがわかった
木曽さんは女性客を取りこぼしていることに着目し、新生キャラメルコーンを、独特の口どけや甘さはそのままに、
デザインを刷新し、愛らしい顔のイラストをあしらい、さらにカップ入り、箱入り、ホワイトチョコ、ショコラ味等を
投入しました。その結果、今期の売上は前年比3割増しになり、会社は急速に業績を良くしました。
売れなくなった商品が、客層を明確
(女性客に絞る)にし、それに合せてデザインや容器などをリニューアルしただけで売れるようになったのです。
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業界の常識でなく、お客に聞け
さらにこの東ハトが、昨年11月に発売した辛いスナック菓子「暴君ハバネロ」は4ヶ月で1億円という
売り上げ予想に対し3倍以上の売り上げを示しました。これは実は、
市場調査のたまものでした。
当初、「辛いものは夏場の商品」
という業界の定石にとらわれていましたが、調べてみるとパーティなど
冬場の需要も
あることが分かりました。この発案は、アサヒビールの「スーパードライ」の開発物語と一緒ですね。
東ハトではさらに独創性を求め、メキシコ原産の激辛唐辛子「ハバネロ」を探しだし、商品名は
「唐辛子の皇帝をイメージして、古代ローマの皇帝ネロにあやかりました。
販売促進には、あえてホームページや交通広告を活用したところ、「おもしろそう」と口コミで
評判が広がりました。
前の東ハトの会社は、年間50を越える新商品を投入しても、ほとんど消費者のニーズを分析せず
特売商品として売上を上げていくやり方を続けていたそうです。
まさしく、会社中心、店中心の
発想ではダメだということですね。さらに
「情報なくして戦力なし」ということですね。
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私の会社でも市場調査をしています
私の会社でも、新商品を開発する場合、市場調査を行っています。自分の会社でこれでいいと思っても、
それは思いこみで、お客とズレル場合があります。また、食品の消費は女性が握っています。この人たちの
意見を聞くと、思いもよらぬ改善のヒント、商品開発のヒント、売り方のヒントがでてきますので、失敗が
とても少なくなっていきます。
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引越センターのお話
引越センターの会社が、四角で綺麗な引っ越し専用の車で配送したところ、お客さんからとても
喜ばれたそうです。念のため、その理由をお客さん(主婦)にお聞きしたところ、お客さんは、
引越しの荷物を近所の人に見られないから
四角の車が嬉しい、といわれたそうです。引越し会社は新しい専用の車のため、と思っていたそうですが、
お客は、人に見られないから、ということでした。会社とお客ではこれだけ視点が違います。
「キャラメルコーン」と、「暴君ハバネロ」を早速食べてみましょう。ご利益があり、ますますいい知恵が
浮かんでくるんではないかと思います。
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